青森県で事業承継に対応している弁護士

青森県の特徴

青森県は、本州の最北端に位置する、東北6県の1つです。

青森県はその名のとおり森林面積が広く、豊かな自然に恵まれています。青森の農林水産物といえば、リンゴです。日本で生産されるリンゴの約6割は青森産です（＊）。

日本海と太平洋の2つの海に接しており、水産業も盛んで、大間のマグロは全国ブランドになっています。

観光地では、弘前城、奥入瀬渓流、十和田湖などが有名です。

※【出典】「青森りんごの生産量」｜青森県庁ウェブサイト

令和2年10月1日時点で人口1,237,984人、全国31位となっていますが、東北6県のなかでは3位です。

【出典】「令和２年国勢調査」｜総務省

青森県の相続事情

令和4年の青森県の被相続人の数は20,118 人と、被相続人の数は前年を超え、初めて20,000人を超えています。

青森家庭裁判所における遺産分割事件の件数は、164件となっており（※）、前年の173件から多少減少傾向にあります。

ただし、青森県では、後述する通り、相続がトラブルとなり、いざ弁護士を探そうとすると、苦労する可能性があります。

※【出典】「令和4年 司法統計年報 3家事編」｜裁判所

市街地農地の相続には注意

相続では土地の処分に困ることがあります。

農業王国の青森県では、農地の相続のトラブルで弁護士に相談する機会もあるでしょう。

令和2年の青森県の耕地面積は耕地面積は149,800haとなっています（※）。農地は、固定資産税評価額は低い割に、相続税評価額では高くなる傾向があり、特に市街地にある農地（市街地農地）はその傾向が強くなります。市街農地の相続をトラブルの原因としないためにも、事前の対策が重要になります。

※【出典】「都道府県の姿 グラフと統計でみる農林水産業」｜農林水産省

漁業権の相続について

青森県は漁業が盛んですが、漁業権や漁業に使う船舶や土地、家屋も相続の対象になります。漁業権の価値は、利益金額や持続年数などから算出します。

また、漁業に関する「利権」は、相続を機に法律的なトラブルの元になる可能性があります。

実際の相続の手続きが始まる前に、弁護士に相談することは、トラブル回避に有益でしょう。

青森県の弁護士事情

青森県弁護士会には2023年10月現在、弁護士が110人所属しています。

市町の内訳は次のとおりです。

【出典】青森県弁護士会

青森市・八戸市・弘前市には弁護士が多い

青森市が45人で最も多く、次いで八戸市が29人、3位が弘前市で19人でした。

この順位は青森県内の人口の順位と同じです。

2けたの人数がいるのは青森、八戸、弘前の3市だけで、他の市町村は1けた人から1人となっています。

青森市・八戸市・弘前市以外の地域では、弁護士探しに苦労する

青森市、八戸市、弘前市以外の市町村にお住まいの方は、自宅近くに弁護士が全くいないという方も少なくないでしょう。

そのような場合は、近隣の市町村、出来れば青森市、八戸市、弘前市のいずれかまでエリアを広げて探した方が良いでしょう。距離があると面倒に思うかもしれませんが、相続問題を解決する近道は、良い弁護士を見つけることにかかっていると言っても過言ではないからです。

地価の高い青森市、八戸市、弘前市に一軒家を所有しているなど、相続問題が心配な方は、お早めに相続問題を得意とする弁護士を探してみることをお勧めします。

青森県の裁判所や検察庁

青森県の裁判所の所在地は次のとおりです。

青森県には青森地方検察庁があります。