岩手県で遺留分侵害額請求に対応している弁護士

岩手県の特徴

岩手県は人口約125万人の東北6県のうちの1つで、「盛岡・八幡平エリア」「県北エリア」「県央エリア」「県南エリア」「北部陸中海岸エリア」「陸中海岸エリア」の6つにわかれています。

岩手山（滝沢市上岩手山地内）は標高2,038mの秀峰で、広い裾野が富士山に似ていることから「南部片富士」と呼ばれることがあります。全国の登山家が憧れにしている山の1つです。

山に登らなくても岩手山周辺には、たきざわ自然情報センター（滝沢市鵜飼安達114-7）や野鳥観察の森ネイチャーセンター（滝沢市砂込1533）といった自然関連の施設があります。

また小岩井農場（雫石町丸谷地36-1）では、乗馬体験、羊の放牧地、乳牛を見ながら飲む牛乳、ピクニック、バーベキューなどを楽しむことができます。1日のんびり過ごしたい場所です。

岩手県の地価

弁護士への相談が必要になるほど「もめる」事案の多くは、不動産の相続です。ご自分の不動産をどのように相続させるか悩んでいる方も、不動産を相続する方も、気になるのは土地の価格ではないでしょうか。

2023年度の岩手県の地価調査結果から、地価の動向と値上がりした土地を探ってみます（※）。

※ 地価については、岩手県「令和4年度地価調査結果の概要」のデータを使用しています。

住宅地、商業地、工業地の様子

まずは全体的な傾向から確認していきます。

岩手県の住宅地全体は、前年比マイナス0.6％で、22年連続で下落しました。大型店舗の拡充や道路整備によって生活の利便性が向上した地域や、工場の進出などにより住宅需要が高まっている地域では地価が上昇する一方で、少子高齢化や人口減少が進む地域では、地価の下落が続いています。

商業地全体は前年比マイナス1.7％で、29年連続の下落になります。住宅地と同様に、少子高齢化や人口減少が進む地域では、地価の下落が続いています。

工業地全体は前年比プラス0.9％で、4年連続で上昇し、前年の0.5％から若干上昇しています。

最も上昇した住宅地は盛岡市西見前

岩手県内の住宅地で最も価格が上昇した地点は「盛岡市西見前19地割4番25外」で前年比プラス7.7％でした。宅地需要が高い地域で、新規宅地開発が盛んなことから、この結果になったと想定されています。

住宅地で前年比プラスになった市町村は以下の通りです。

最も上昇した商業地は盛岡市盛岡駅前通

岩手県内の商業地で最も価格が上昇した地点は「盛岡市盛岡駅前通437番」で前年比プラス2.4％でした。駅前地区には、根強い需要があるようです。

商業地で前年比プラスになった市町村は以下の通りで、2つの自治体の商業地でのみ地価の値上がりが確認されています。

不動産の相続で「もめそう」なら早めに弁護士に相談を

土地を含む不動産の相続で相続人が「もめそう」な場合には、早めに弁護士に相談したほうがよいでしょう。財産を相続させる方が相談しても、相続する方が相談しても、弁護士は、将来発生する相続をよりよい方向に導くはずです。

相続財産としての不動産には、次のような特徴があります。

• 分割しにくい
• 現金化しにくい

そのため、相続では、不動産が争点になりやすくなってしまいます。

弁護士は、依頼者の利益を最大にすることを考えながら、法律に基づき適切な相続の仕方を提案します。

岩手県の相続事情

令和3年には、岩手県で17,631件の相続が発生しています。これに対して、盛岡家庭裁判所では、119件の相続事案を扱っています。

岩手県では、それほど多くの相続案件が裁判所に持ち込まれてはいないと言えるかもしれません。

しかし、岩手県では、市町村によって弁護士の偏在があり、エリアによっては、弁護士探しが難しい可能性があります。

岩手県の弁護士情報

岩手県弁護士会には、2023年10月現在以下の通り、107名の弁護士が所属しています。

【出典】岩手弁護士会

岩手県内の約65%の弁護士が盛岡市に集中しており、その他のエリアでは、1桁以下となっています。

国土地理協会によれば、2023年4月の岩手県の人口は1,181,445人で、そのうち盛岡市の人口は23％にあたる281,607人で、極端に盛岡市に偏在していることが分かります。

相続の相談は、対策を立てやすくなるため、早いに越したことはないと言われています。特に、弁護士が少ない地域や弁護士がいない地域にお住いの方は、さらに早めに弁護士にコンタクトを取っておくことをお勧めします。

【出典】2023年4月調査 市町村別 人口・世帯数（日本人住民＋外国人住民）｜国土地理協会

岩手県の裁判所

最後に、岩手県内にある裁判所をご紹介します。