大分県で相続人の調査に対応している弁護士

大分県の特徴

大分県は、九州の東部に位置しています。温暖な気候から、大野川や大分川を代表とする河川に恵まれた土地を活かした農業が盛んで、中でも干し椎茸とかぼすは日本一の生産量を誇っています。

また、温泉の源泉数・湧出量も日本一であり、別府温泉や由布院温泉は全国的にも知名度が高く大変人気がある名湯です。

その他にも、大分マリーンパレス水族館、サンリオキャラクターパークハーモニーランド、北九州自然公園アフリカンサファリ、城島高原パーク、高崎山自然動物園などたくさんの観光スポットがあり、毎年大勢の人々が訪れています。

ここでは、そんな大分県の相続事情について見ていきましょう。

データで見る大分県の相続

令和3年度に大分県で発生した相続は、15,104件で、大分家庭裁判所が扱った遺産分割事件は、136件*です。

一方、同年全国で発生した相続は、合計1,439,856件で、全国の家庭裁判所が扱った遺産分割事件は、13,447件*であることから、大分県で相続が裁判所に持ち込まるほどの争いになる割合は、全国並みといえるでしょう。

不動産は、現預金とは異なり、分割が難しいため、相続では争いの火種になりやすい傾向があります。そこで次に、大分県の地価の状況を見てみましょう。

*【出典】「令和3年司法統計年報 3家事編」裁判所

大分県の地価について

以下は、大分県と全国の地価の対前年平均変動率の比較です。

【出典】「令和5年地価調査結果」大分県

大分県の住宅地の変動率は、2021年には横ばいとなったものの、2022年には再び上昇し、2023年も引き続き上昇しています。

大分県で最も地価が高く上昇率も高いのは、大分市です。 大分市の中でも、金池は、大分駅からほど近い立地の良さから、高級マンションが立ち並び、裕福な家庭に好まれている地域です。 金池小学校や、病院なども近いため、子供のいる世帯に人気があります。

また、中島中央や中島西などの中島地区は、大分市役所や繁華街から徒歩圏内でありながらも、閑静な住宅が連なる高級住宅地として知られています。

その他では、別府市や由布市の地価が高めとなっています。 どちらの市も、温泉が有名で、観光地として人気が高いため地価が高いものと考えられます。

別府市では、荘園町の周辺は、緑が多く、自然に囲まれた静かな環境で暮らしたいという富裕層に需要があり、広々とした邸宅が多く見られます。

由布市は、大分県の中央部に位置しているという利便性から、大分市のベッドタウンとしての側面があるため、地価が高めとなっていると推測されます。

それ以外の市町村では、特に地価が高い地域はないため、相続についての心配はそこまで必要ないかもしれません。

しかし、相続は誰にとっても起こり得る身近な問題となった現在では、どのような家庭でも、相続に注意をしておくに越したことはありません。

お金の絡む問題になると、残念ながら人は変わってしまうもので、少額の遺産であっても相続争いというものは起きてしまうものだからです。

大分県の弁護士事情

それでは、大分県の弁護士事情はどうなっているのでしょうか。

大分市には大分弁護士会があり、2023年11月現在、所属する会員数は163名です。

【出典】「会員一覧」｜大分弁護士会

内訳をご覧になってお分かりの通り、7割以上の弁護士が、大分市内で活動しており、大分市以外にお住まいの方は、自宅近くに弁護士が全くいないことも充分ありえます。また、存在していても、その弁護士が相続問題を得意としているとは限りません。

弁護士にも得意分野、不得意分野があるものです。 そのような場合は、自宅近くという条件に拘らず、エリアを拡大して探すべきでしょう。大分市まで足を伸ばせば、良い弁護士が見つかる可能性は格段に高くなります。

相続争いの解決には、相続問題に強い弁護士に依頼するのが一番の近道なのです。 当サイトでは、相続に強い弁護士を厳選して掲載しています。相続問題が心配な場合は、お早めに弁護士を探してみることをお勧めします。

大分県の裁判所

最後に、大分で相続が争いになった場合に、お世話になる可能性がある裁判所の所在地の一覧を掲載しておきます。