大阪府で国際相続に対応している弁護士

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大阪府の特徴

大阪は、全国第3位となる800万人の人口を誇る、西日本の中心都市です。

USJやグリコの看板でお馴染みの難波など、観光地としても人気の「大阪府」。食い倒れ街としても知られています。

そんな大阪府ですが、令和3年度には、97282件の相続が発生しています。今回は大阪府の相続事情について取り上げます。

大阪府近辺の相続財産には金融資産が多い

令和3年の大阪国税局管内の相続税申告状況によると、相続財産の構成比は現金・預貯金等と有価証券を合わせて55.2%で、過半を占めています(※)。
全国平均は50.4%ですから、大阪府及びその近辺相続では、金融資産が多いことがわかります
他県では土地や家屋が大きな割合を占めているところも多いので、一つの特徴です。

不動産は処分に困ることもあるので、敬遠されることもありますが、金融資産を欲しがる相続人がほとんどでしょうから、争いごとの火種になりやすいことは間違いないでしょう。

現金や預貯金なら1円単位まで分割できますが、有価証券は銘柄も金額も違い、均等に分けることが難しい遺産です

また、有価証券の相続が多いということは、会社のオーナーが多いことも予想されます。
多数の労働者の人生をも左右する会社の相続となると、ますます話がこじれてしまうでしょう。

※ 大阪国税局「令和3年分の相続税の申告状況について」4頁

不動産相続|大阪府は地価が高い

とはいえ、もちろん不動産も、相続では相続人が揉めるきっかけになります。
大阪府は、全国的に見ても、地価の高い地域です。
平均地価は、商業地では東京に次いで2位、住宅地や工業地でも3位になっています(※1)。

ただ、大阪府の中でも地価が高い地域は、都心や都心に近いエリアに集中しています。

大阪府で地価上昇を示す住宅地は、大阪市、堺市、北大阪・東部大阪地域の一部地域など、交通の利便性等に優れるエリアです(※2)。

このように、大阪府では、これらの地域に不動産を所有している場合には、将来相続問題が起こる可能性が高いと言っても良いでしょう。

※1 令和5年都道府県地価調査「都道府県別・用途別平均価格」 
※2 「令和5年大阪府基準地価格調査(地価調査)の結果について

大阪府は富裕層が多い

さらに、大阪府は全体的に富裕層が多いことが予想されます。

大阪は、歴史のある商人の町であり、昔から地元に住んでいる地主も多いですし、大阪での商売で成功を収めて多額の資産を築いた人などもいます。
SUNTORYやPanasonicをはじめとして、本社を大阪に置いている大企業も少なくありません。
さらに、大阪は日本全国へのアクセスが良く便利なので、他県出身で成功を収めた人でも大阪に居住しているケースもあります。

大阪府には、大阪市の中心部にアクセスの良い近郊地域の住宅地も多いです。
茨城市枚方市豊中市箕面市などにも大阪市に通勤する家庭を中心とした住宅地が広がっていますし、昔からの地主の家系もたくさんあります。
たとえば、大阪府内の八尾市などにも地主がいますが、これらの地主は、1つ1つの土地価格がさほど高くなくても、所有する不動産の数が多いので、遺産総額がかなり高額になっるケースが見られます。

このようなことからして、大阪府は、全国的にも比較的富裕層が多い地域であると考えられます。

特に、現在は地価が非常に高くなっている大阪市内に昔から土地をたくさん所有しているご家族は、将来の相続トラブルが予想されるので注意が必要です。

早いうちから弁護士に相談して遺言を残すなどして、相続が争続にならないように備えておく必要があるでしょうし、生前贈与を活用するなどして、相続税の節税対策もしておくべきです。

相続が発生しやすい大阪の特徴

しかし、不動産を所有していないご家族や、遺産がそれほどないご家族だからといって、相続争いと無縁だとは限りません。

大阪府は、人口が多い分、相続の発生件数も令和3年度には97,282件と、全国第2位となっています。

一方で、大阪家庭裁判所でが扱った、令和元3における遺産分割調停の件数は、929件と、東京家庭裁判所に次いで全国2番目に多くなっています。全国の家庭裁判所で扱った遺産分割事件は13,447件で、全国の遺産分割事件の7%程度が大阪近隣で起こっていることになります(※)。

また、令和4年には、全国で6,857件の遺産分割調停が成立しており、そのうち、遺産額1,000万円以下が2,296件と全体の33%、5,000万円以下では、2,935件と43%を占めており、全体の7割以上を占めています(※)。

相続争いは、遺産の多寡にかかわらず発生することがお分かりいただけると思います。

※ 令和3年司法統計年報 3家事編

弁護士の数が多い大阪府

相続トラブルに備えるためには、信頼できる弁護士を探す必要があります。

弁護士であれば、そもそも被相続人がどんな財産を所有しているのか調べてくれたり、トラブル予防に効果的な遺言書作成を手伝ってくれたり、遺言執行者に就任して遺言書の内容を確実に実現してくれたりするので、相談しておくと安心です。

仮に遺産分割トラブルが起こってしまった後でも、遺産分割協議の代理人や遺産分割調停の代理人となって、プロとして紛争相手と話し合ってくれるので心強いです。

実は、大阪府は全国的に見ても弁護士が多い地域です。

2023年度11月1日現在、日本の弁護士の全体数は44,783名ですが、東京に一極集中しており、東京には約22,041名が活動しています。大阪府はこれに次いで弁護士の多い地域であり、4,905名の弁護士が大阪府で開業しています(※)。

ただし、大阪では、約9割の弁護士が大阪市内で活動しており、大阪市以外に居住する方は、早くから弁護士探しを始めることをお勧めします。

弁護士会別会員数

どの弁護士に相談するべきか吟味しよう

弁護士の数が多いということは、それだけ依頼先の選択肢が多いということでもあります。
弁護士探しに困ることはないというメリットがある反面、逆に、「どの弁護士が相続に強いか」ということで悩んだり迷ったりする可能性は十分考えられます。

報酬、実績、事務所の場所など、依頼するときに重視するポイントは人それぞれでしょう。

当サイトでは大阪府の相続に強い弁護士を厳選してご紹介しています。
ぜひ各弁護士事務所のページを比較して、ご自身の理想の先生を見つけてください。

相続を相談する弁護士選びについてアドバイスをさせていただくとすれば、同時に相続税や不動産登記などの問題も発生する可能性があるので、税理士や司法書士と提携関係のある弁護士に依頼すると、ワンストップサービスを受けられるので便利です。

また、大阪には、市内・市外を問わず、地主が多い特徴がありますが、大阪市内や近郊の市街地、農地など、たくさんの土地や高額な土地を所有している家庭では、不動産関係に強い弁護士を探すのも1つの方法です。

今はまだ具体的に相続問題が起こっていない場合でも、遺産の中に不動産が含まれている場合には将来遺産トラブルが起こる可能性が高いので、遺言書作成を含めて一度相続問題に強い弁護士に相談に行ってみるとよいでしょう

大阪の裁判所

最後に、大阪の裁判所の所在地一覧を載せておきます。

大阪地方裁判所 大阪市北区西天満2-1-10
大阪家庭裁判所 大阪市中央区大手前4-1-13
大阪簡易裁判所 大阪市北区西天満2-1-10
大阪池田簡易裁判所 大阪府池田市満寿美町8-7
豊中簡易裁判所 大阪府豊中市中桜塚3-11-2
吹田簡易裁判所 大阪府吹田市寿町1-5-5
茨城簡易裁判所 大阪府茨木市駅前4-4-18
東大阪簡易裁判所 大阪府東大阪市高井田元町2-8-12
枚方簡易裁判所 大阪府枚方市大垣内町2-9-37
大阪地方裁判所堺支部 大阪府堺市堺区南瓦町2-28
大阪家庭裁判所堺支部
堺簡易裁判所
富田林簡易裁判所 大阪府富田林市谷川町2-22
羽曳野簡易裁判所 大阪府羽曳野市誉田3-15-11
大阪地方裁判所岸和田支部 大阪府岸和田市加守町4-27-2
大阪家庭裁判所岸和田支部
岸和田簡易裁判所
佐野簡易裁判所 大阪府泉佐野市上町1-4-5

大阪府の弁護士についてよくある質問

大阪府の弁護士の費用相場はどのくらいですか?

相続案件を弁護士に依頼する場合、費用は案件の内容と弁護士事務所によって異なります。遺産分割であれば、一般的には、着手金が20~30万円程度、また報奨金として、得た利益の一定の割合になります。 相続放棄であれば、5~10万円程度です。 遺留分侵害額請求であれば、着手金が10万円~30万円程度、また報奨金として、得た利益の一定の割合です。

大阪府の弁護士にはどんなことを依頼できますか?

遺言書の作成、相続対策、遺産分割、相続放棄、遺留分侵害額請求など、基本的には、相続にかかわるどんなことでも弁護士に相談・依頼することができます。弁護士は代理人になることができますので、依頼者の代わりに、遺産分割協議に出席したり、相続放棄の手続などを行うことができます。