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山口県の特徴

山口県は本州の西端に位置する県です。大きく瀬戸内海沿岸地域、内陸山間地域、日本海沿岸地域の3つの地域に分けられ、三方が海に開かれて、東西に中国山地が走ります。そのため、水産業も盛んで、CMで使用された角島大橋や関門トンネルのある下関はふぐでも有名です。

温暖な気候で、自然災害も比較的少ないため、住みやすい県と言われています。

こんな山口県の相続について考えてみましょう。

データでみる山口県の相続の特徴

令和3年度に山口県で発生した相続は、19,406件です。司法統計年報によると、令和3年に山口家庭裁判所が取り扱った遺産分割事件は、169件です。

一方、全国で発生した相続は、1,439,856件で、全国の家庭裁判所が取り扱った遺産分割事件は、13,447件です。相続の総発生数に対する裁判所に持ち込まれた件数の割合は、山口県のほうが低いことは確かです。

【出典】「令和3年司法統計年報 3家事編」|裁判所

相続財産で多いのは預貯金、不動産

しかし、だからといって安心できるわけではありません。

令和3年の相続税申告のデータを基に作成された「相続財産の金額の構成比」をみてみると、相続財産のうち34.0%を占めるのが預貯金でああり、この比率は上昇傾向にあります。

預貯金は1円単位で分けることができるため比較的公平に分割できそうですが、「生前、一部の人が被相続人から受けた利益(特別受益)」などから、相続人間で争いになる可能性もあります。

また、土地や家屋といった不動産が占める割合の大きさも無視できません。土地は33.2%、家屋は5.1%、合わせると40%近くを占めています。
この10年で減少傾向にはありますが、不動産は、依然として相続財産の主要な構成の1つなのです。

不動産は分割するのが難しく、特に揉めやすい問題です。
相続人が上京していたり遠方にいたりすると、相続放棄するか、不動産についてだけ相続を拒否する可能性もあります。

とはいえ、買い手が見つからなくても放置しておくわけにもいかないので、実質、管理の押し付け合いになるかもしれないのです。
もちろん、その不動産が実家である場合、そのように押し付け合ったり人に売ったりするのも心苦しいでしょう。

被相続人が全く目途を立てないまま不動産を遺してしまうと、相続人にとって重荷になるおそれがあるのです。

そこで、次に山口県の不動産について考えてみましょう。

【出典】「令和3年分相続税の申告事績の概要」|国税庁

山口県の地価の傾向

不動産の相続について考えるときに重要なのが、地価です。

以下は、山口県と全国の地価の対前年平均変動率を比較したものです。

住宅地 商業地 工業地 全用途
2022年 2023年 2022年 2023年 2022年 2023年 2022年 2023年
山口県 -0.5 -0.3 -0.6 -0.3 -0.3 0.0 -0.5 -0.3
全国 0.1 0.7 0.5 1.5 1.7 2.6 0.3 1.0

山口県の地価は、全国の地価と比較すると、未だ弱含みと言うことができます。

しかし、山口県でも地価の高いエリアもあります。所有面積にもよりますが、比較的に高額な地域に不動産を有していると、遺産評価額が跳ね上がる可能性もあります。

一方で、あまり地価の高くない地域に不動産を所有していると、売却がしにくいという難点があります。

いずれにせよ、不動産の所有者には、早いうちからそれがいくらくらいに相当するのか評価額を知り、相続対策をしておくことが求められるのです。
なお、評価額も年によって変動することには注意しなければなりません。

遺産額の多寡にかかわらず発生する相続争い

しかし、遺産に不動産がなければ、相続で揉めにくいかというと、そんなことはありません。統計的には遺産が少ないほど揉めやすい傾向にあるからです。

令和3年度の全家庭裁判所の認容・調停成立件数について、遺産価額別で見ると、実は「遺産価額が1,000万円以下」が2,279件で、全体の3割以上を占めています(総数は6,934件)。さらに、「5,000万円以下」まで範囲を広げると、3,037件にも上り、全体の約77%を占めています。

つまり、相続トラブルは決してお金持ちの家庭だけの問題ではなく、むしろ一般的な家庭においてこそ起こりやすいのです。

*4 山口県 令和2年地価公示(山口県分)の結果について「02公示価格一覧(山口県)」

山口県の弁護士事情

相続問題で、実際にどんなことで揉めるのかは、つまるところ、具体的なケースによって異なります。

とはいえ、被相続人が健康なうちから遺言書等で相続対策をすることや、すでに相続が発生した後であってもできるだけ早いうちから弁護士に相談することがトラブル予防や早期解決に繋がります。

山口弁護士会には、2023年11月現在、以下の通り180名の弁護士が所属しています。

山口地区 66
下関地区 45
周南地区 30
宇部地区 20
岩国地区 16
萩・長門地区 3
合計 180

山口弁護士会の地区について

【出典】「弁護士一覧」|山口県弁護士会

東京都には20,000人を超える弁護士がいることを考えれば、山口県で活動する弁護士は、少ないといわざるをえません。
当サイトでは、そんな山口県の弁護士の中から、特に「相続に強い弁護士」を厳選してご紹介しています。

同じ山口県内といっても、地域によっては、私たちがご紹介する法律事務所がお住まいから離れていることもあるかもしれません。しかし弁護士にもそれぞれ得意分野があります。
多少距離があっても、相続問題については、相続に強い弁護士に相談するのが一番安心です。

ぜひ弁護士探しのご参考にしてください。

山口県の裁判所

最後に、万一相続が争いになりなった場合に、お世話になる可能性がある山口県の裁判所の所在地を一覧にしておきます。

山口地方裁判所 山口県山口市駅通り1-6-1
山口家庭裁判所
山口簡易裁判所
防府簡易裁判所 山口県防府市寿町6-40
山口地方裁判所宇部支部 山口県宇部市琴芝町2-2-35
山口家庭裁判所宇部支部
宇部簡易裁判所
山口家庭裁判所船木出張所 山口県宇部市大字船木183
船木簡易裁判所
山口地方裁判所周南支部 山口県周南市岐山通2-5
山口家庭裁判所周南支部
周南簡易裁判所
山口地方裁判所萩支部 山口県萩市大字江向469
山口家庭裁判所萩支部
萩簡易裁判所
長門簡易裁判所 山口県長門市東深川1342-2
山口地方裁判所岩国支部 山口県岩国市錦見1-16-45
山口家庭裁判所岩国支部
岩国簡易裁判所
山口家庭裁判所柳井出張所 山口県柳井市山根10番20号
柳井簡易裁判所
山口地方裁判所下関支部 山口県下関市上田中町8-2-2
山口家庭裁判所下関支部
下関簡易裁判所

山口県の弁護士についてよくある質問

山口県の弁護士の費用相場はどのくらいですか?

相続案件を弁護士に依頼する場合、費用は案件の内容と弁護士事務所によって異なります。遺産分割であれば、一般的には、着手金が20~30万円程度、また報奨金として、得た利益の一定の割合になります。 相続放棄であれば、5~10万円程度です。 遺留分侵害額請求であれば、着手金が10万円~30万円程度、また報奨金として、得た利益の一定の割合です。

山口県の弁護士にはどんなことを依頼できますか?

遺言書の作成、相続対策、遺産分割、相続放棄、遺留分侵害額請求など、基本的には、相続にかかわるどんなことでも弁護士に相談・依頼することができます。弁護士は代理人になることができますので、依頼者の代わりに、遺産分割協議に出席したり、相続放棄の手続などを行うことができます。